

坂本祐一郎 ボーカル、ギター
江口直樹 ベース
幸田将司 ドラム
「未来の国、岡山からやって来ました、ザ・テレパシーズです」と言って、彼らは演奏を始めた。
2004年のクリスマス前の渋谷クラブ・クアトロ。おそらく今まででいちばん多くのお客が、テレパシーズの存在を認知した瞬間。あっけにとられるオーディエンスを尻目に、ステージではたたみかけるように、'76年仕込みのパンク・ロックが立て続けにプレイされている。最高だ。お客はまだあぜんとしたまま。そう、そのとおり。初めて彼らの演奏を目の前で見たぼくの反応も、まったくそんなかんじだった!
そのうち、あの曲が聴こえてくる。そう、いきなりのクラシック。"DON'T SAY PUNK"。「オーライ!関係ねぇ。オーライ!問題ねぇ。オーライ!もうどうでもオーライ!!」。ボーカリストが吐き捨てる。ぼくらは、一気に中2のときに眺めていたロックンロールの荒野に連れ戻される。なにかホントのことが掴めそうな気持ちになってしまうのだ。
ロックキッズだけに捧げられた音楽。
text by keiichi sokabe
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