ないあがらせっと 「グッドサマー」本日より配信開始!数量限定のカセットも同時発売!!
ないあがらせっとが12年ぶりとなる新曲をROSE REOCORDSよりリリースします。配信は本日よりスタート。リリックビデオも同時公開です。さらに、数量限定のカセットテープも本日8月21日リリースとなります。
配信ストア https://linkco.re/qSBTcFYG
カセット販売ページはこちら → http://www.roserecordsshop.com/ca43/411/p-r-s/
ないあがらせっと「グッドサマー」リリックビデオ
12年ぶりのシティポップ 曽我部恵一
「ないあがらせっと」。とっくの昔にわすれちゃってたよ。リーダーの中村はぼくを下北の喫茶店に呼び出し「作曲家として頑張っていきたい」とか言ってたし。だからぼくは「ないあがらせっと」はもう空中分解してしまったんだろうなあ、と思ってた。「そういえば彼らはちょっといなたいシティポップをやってたから、今バンドがいたとしたら、彼らが活動した10数年前とはまた違う世間の評価があったんじゃないか」、なんてこと考えたりもしなかったんだ。そう、すっかり忘れてた。
そんな彼らから突然暑中見舞いが届いた2021年の夏。添付してあったのは「グッドサマー」と銘打たれたチルでローファイな極上のサマーチューン。「なにこれ?」とすぐさま返信し、今回のリリースに至った。中村が住む北九州へも会いに行った。夏のど真ん中。迎えてくれた中村はヨレヨレのペットサウンズのTシャツで首からタオルをかけてサンダルばきだった。彼は熱いコーヒーを淹れてくれ、ぼくらは汗だくになってコーヒーをすすりながらあれこれ喋った。
彼らが拠点とした北九州の戸畑区は海辺のなかなかタフそうな街だ。ないあがらせっとの独特の郷愁感や不良っぽさはこの土地にもヒントがあるんだろうなと思った。今のシティポップバンドは本当におしゃれで、こんな町にはいそうにない。でも、ぼくや彼らが愛したシティポップは実は当時日本の隅々にまで響いていたのだ。実際、ぼくが小学校のときに勉強を教わってた近所の大学生のお兄ちゃんは、四国の田舎町でカローラレビンに乗ってカーステで杏里をかけてた。そんなところにポップの真髄がある、と北九州を動こうとしない彼らは思ってる。のかもしれない。
北九州戸畑シティから愛を込めて。ないあがらせっとが、もう一度デビューします。
ないあがらせっと
「グッドサマー」
▽ストリーミング・ダウンロード
2021年8月21日(土)
各配信プラットフォームにて配信開始
配信ストア https://linkco.re/qSBTcFYG
※リリックビデオ
https://www.youtube.com/watch?v=dz31vE89bco
□カセットテープ
限定33本(DLコード付き・ナンバリング入り)
2021年8月21日発売
ROSE 270CT ¥1,100
収録曲
1. グッドサマー
2. ビューテイフルデイ
取り扱い店舗
・ROSE RECORDSオンラインショップ
・PINK MOON RECORDS
・ココナッツディスク吉祥寺店
70年代フォーク、シティーポップをこよなく愛する『戸畑系』夕焼けバンド。 2002年初めにベルウッドレコードより『NAIAGARA SET』で全国デビュー。
都内のタワーレコード全店の試聴機に入り、劇的な話題性を呼ぶバンドとなる。また、各方面からも注目を浴びることとなる。
同年、2ndアルバム『ホリデヰ』をリリースし波に乗りかけたが、2003年に入り活動を休止した。
主犯格である中村は俳句活動、冨永はDJ業に精を出し分離へ。
2007年に一時復帰し、3枚目となるアル バム『Sound Of Garden』をリリースするものの、特に大きな活動はしていない。
2008年に活動を再開。メンバーを大きく入れ換え精力的にライブ活動を開始する。
2009年4月にアルバム「POP CITY」のマスタリングを完成させる。
2010年秋、一度気まぐれ解散したようだが、2021年夏、何となく再結成したという噂が。
そう、噂のバンドです。
(現メンバー)中村寛、平野邦昭、宮城源太、冨永真吾 (*過去、30人以上のメンバー交代あり)