森脇ひとみ『庭に眠る夢』4月24日リリース決定

森脇ひとみ『庭に眠る夢』4月24日リリース決定

ROSE RECORDSから初となる女性SSWによる作品が4月24日にリリースされます。

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森脇ひとみ『庭に眠る夢』
2013年4月24日(水)発売
ROSE 148 ¥1,500(税込み)

<トラックリスト>
1.   団地のうた
2.   ひび
3.   血がとまらない
4.   波色の笛
5.   蒸発中
6.   ごみの日
7.   怒っているうた
8.   あまちゃんのうた
9.   情報
10. 数えるのか 数えないのか


「遠ざかる歌」
ひょんなことから知り合って、気になった。

ひとりで人形劇をやったり歌ったりしているという話をきいて、すぐ彼女の名前を検索してみた。YouTubeにいくつか彼女の動画がアップロードされていた。そこで観た(聴いた)彼女の歌は、音も小さくて、画面も暗い、どうにも要領の得ないものばかりだった。ぼくは小さくなっていく彼女の後ろ姿を追っかけるように、のそのそと、そのあとについて歩いた。

 

録音をしようと決心した。

彼女を仕事部屋に呼んで、マイクを立て、歌ってもらった。

二日間でここにある10曲を録音した。

彼女はこうしたいとかああしたいとか一切言わずに、歌を歌った。

歌のよく分からなかった部分、歌詞とか、メロディのはしっことか、そういうものがよく分かった。

でも、歌はぼくのものにはならなかった。

たぶん、だれのものにもならないだろう。

こうしてCDができあがってもまだ、ぼくは歌のあとにくっついて歩いているのだ。


曽我部恵一

 

森脇ひとみ プロフィール
福岡県出身。人形劇や作画、ZINEを制作するなど音楽以外の表現手段を持ち合わせながら、2011年春より弾き語りでの活動をスタート。いつの日にか胸の奥にしまい込んでしまった大切な何かにそっと光を照らしながら、ミニマルに言葉と音を紡いでいる。2012年末、曽我部恵一と出会い、あれよあれよという間にレコーディングが開始され、2013年4月、1stアルバム『庭に眠る夢』をリリース。パーソナルな視点で描かれたからこそ純度の高い輝きをもった10編の物語が収められている。

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