曽我部恵一ランデヴーバンド
曽我部恵一 歌、アコースティックギター
伊賀 航 ベース
加藤雄一郎 アルトサックス
長久保寛之 エレキギター
横山裕章 ピアノ
曽我部ハルコ 歌(「はじまるよ」)
NOW and THEN
ただの弾き語りライブってのもつまらないので、
友だちのミュージシャンに声をかけてみた、というのが始まりだった。
あるときは伊賀くんとぼくのふたりのステージだったり、
あるときはそこに加藤くんや長久保氏がいたり、いなかったり、
また、非ミュージシャンのだれかが参加していることもあった。
つまり、そのとき集まれる友人たち(だれでも良い)といっしょに
演奏(らしきもの)をやろう、というコンセプトで。
当時、ぼくのアタマのなかには、1970年の第一回フォークジャンボリーに
自分の子供たちを連れて登場したはしだのりこさんのライブ映像や、
ファミリー(幼児含む)とともにステージに立つ70年代初頭の
ドン・チェリーのライブ写真なんかが、かすかにちらついてはいた。
とにかく、気の向くままに、気の向くままに。
いつごろからかそのグループはランデヴーバンドと呼ばれるようになった。
ランデヴーというのが「待ち合わせ」とか「約束」という意味のフランス語だと知ったのは、
そのあとだった。ぴったりの名前だと思った。
そんなふうに、なんとなくライブを続けて何年かになる。
「いつかレコーディングもやってみたいね」なんて話もしたりしたが、
なにぶん成り立ち自体が無目的なもので、
実際レコーディングのためにリハーサルをするというところまでは、なかなかいかない。
でも、こんな感じで、これからも気の向くままにやっていくのだと思う。
ある日、数人のミュージシャンに電話がかかる。「レコーディングでもしない?」と。
約束の日、待ち合わせの場所に、おのおのの楽器を抱えて集まる彼ら。
スタジオで輪になって演奏がはじまる。できるだけ静かな音で。
譜面もヘッドフォンも使わなかった。ダビング行為もいっさいなし。ぜんぶがぜんぶ一発録り。
「そのときそこで」鳴っていた音である。もちろん、ほとんどの曲がテイクワンでOK。
だからレコーディングはたった一日で終った。
そして夜、別れのとき。ミュージシャンたちはそれぞれの生活の場所へと戻ってゆく。
「じゃあまたどこかで」
彼らはランデヴーバンドという名前だった。
text by keiichi sokabe
LIVE - 曽我部恵一ランデヴーバンド
ARTISTS
抱擁家族 曽我部恵一 サニーデイ・サービス 曽我部恵一BAND 曽我部恵一ランデヴーバンド 曽我部恵一DJ ランタンパレード マーライオン 笹口騒音ハーモニカ 工藤祐次郎 島津田四郎 EXOTICO DE LAGO MGF THE BEACHES Lee&Small Mountains The Fascism MOROHA 世界のきたの Hi,how are you? シャイガンティ ホテルニュートーキョー アニメーションズ 東行 CAMISAMA チムニィ haikarahakuti ライスボウル yukaD 森脇ひとみ ミックスナッツハウス 尾崎友直 bonstar VIDEOTAPEMUSIC HIROYUKI NAGAKUBO 中村ジョー・中村ジョー&イーストウッズ とんちピクルス 豊田道倫 冬の踊り子 Raymond Team tomohiro ワッツーシゾンビ ザ・テレパシーズ T.V.not january Cheekbone タカハシヨウヘイ 関 美彦 THE SUZAN JEBSKI & YOGURT The COMMONS おとぎ話 オストアンデル エレキコミック 上間常弘 ALOHA aCae